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本日の読書

「坂口安吾と太平洋戦争(半藤一利著PHP)」感想というほどでもなくて、軽く印象だけメモ。これ、ざっと通読して思うのは、この著者半藤さんというのは、基本的に人付き合いの上手な人なんだろうな、と思います。若い頃、ふとしたことで安吾晩年の桐生時代に…

安吾忌おぼえがき

○安吾ツアー@新潟というのを15日に予定していたのだが、人員満たさず、沙汰やみになったとのこと。それでも数少ない申込者については、ツナオさんが自腹で車を出してもいいということで、自ら旅行会社に直談判して連絡先を知ろうとしたものの、個人情報保…

日録

晴れ。今週は妙に短いような気もします。来週火曜日はもう安吾忌なのですね。当日はもちろん遊びに行く予定です。うまい具合に午後を休みをとって、東京散策のついでに、会場入りする心算です。軽く軽く楽しんできましょう。宿泊はしません。一次会だけ軽く…

本日の読書

「明恵上人 (講談社文芸文庫―現代日本のエッセイ)(白州正子著)」河合隼雄氏の著作つながりで読了す。冊子が薄いし文章も平易だったので、あっさり読めました。ただ活字だけ追うだけではもったいないので、GoogleMapでゆかりの地をチェックしながら読んでま…

本屋にて

月刊寂聴2号読む。安吾賞授賞発表式での記事確認。併せて田辺聖子さんとの対談記事興味深く読む。お互い源氏訳者同士の対談。宇治十帖が源氏の中でも色彩がかなり異なっていて、そしてそれはかなり成熟した作者の筆によるものゆえということで意見を同じく…

本日の読書

「歴史を変えた「旅」と「病」――20世紀を動かした偉人たちの意外な真実 (講談社+α文庫)」

日録

快晴。今朝方メールを確認するに、安吾ML上に安吾忌の案内状が発信されていたのを見ました。痛み入ります。本日夕刻予定特段なし。

本日の読書

「日本的霊性 (中公クラシックス)」大拙さんによる仏教解説書。およそ20年ぶりに読んでみます。同じく20年くらい昔に安吾さんの著作を読み楽しんでいたときに、その安吾つながりで仏教の解説書を読みたくなったので、当時はこの岩波文庫版*1を読みました。だ…

本日の読書

「家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫)」著者(?)追悼の意味合いを込めて、第1巻読了。ベストセラーだっただけあって、思ったよりも文章平易でかなり読み易いです。ただこの1巻読了しただけで、かなり、おなかいっぱいです。麟一郎さんが窯の…

ヤプーの作者逝去

奇著の作者(と思われる)天野哲夫氏が亡くなられたとのこと。哀悼の意を表します。ただ、残念ながら家畜人ヤプーは読まずじまいで現在に至ってしまいました。痛恨です。この機会に読んでみましょう。

老舗が消える

ムトーハップの生産元が、業務終了するとのこと。GIGAZINEに情報がアップされてました*1。残念な話です。原因はもちろん、硫化水素発生源ということで、不本意な情報が巷にまき散らされてしまったことによります。「日本の名薬 (文春文庫)」によると、この武…

本日の読書

「宮澤賢治あるサラリーマンの生と死 (集英社新書 461F)(佐藤竜一著)」最晩年に病身を押して肥料会社営業担当されていた時期に焦点を当てた著作。晩年諸作品に見られる、諦観混じりな深い味わいはこのときの体験に由来しているものと指摘している。他関連…

本日の読書

「王陽明(安岡正篤著PHP)*1」とりあえずこの人の文庫本著作読むのはこれで一区切りします。ただ,別著の「論語に学ぶ」あたりはまた後で読んでみたいです。論語はさすが深いです。 また本が溜まってきたので,近いうちに紐で括って処分します。冊数は少な…

本日の読書

「人生と陽明学 (PHP文庫)(安岡正篤著)」これもブクオフで購入。このごろ渋いのばかり読み続いているがまあ良しです。

本日の読書

「孟子 不安と混迷の時代だからこそ―現代活学講話選集〈3〉 (PHP文庫)(安岡正篤著)」ブクオフで買った一冊通読。理想主義者としての孟子の思想を,近代の世相になぞらえてかみくだいて説明したもの。戦後のビートジェネレーションのことを,中国古代の楊朱…

本日の読書

「堕落論・日本文化私観 他二十二篇 (岩波文庫)」先日都内での受賞発表会にて下賜せられた1冊をざっと通読す。久しく読んでないものばかりなので,内容の大半は忘れている。なんだか初めて読んだような感じもする。「教祖の文学」と「不良少年とキリスト」…

寂聴さんつながりで

その師匠に当たる(?)今東光さんについてネットで調べてみる。某wikiにおいて「東光の小説が河内を有名にするどころか『柄の悪い場所』というネガティブな印象を全国に定着させたとして今でも嫌う向きがある。」との記述発見。おやおや,どのような作品を…

本日の読書

「寂聴×アラーキー―新世紀へのフォトーク (新潮文庫)(新潮文庫)」/「また逢いましょう (朝日文庫)(瀬戸内寂聴,宮崎奕保著)」 前者の方に安吾初期エッセイ「今後の寺院生活に対する私考*1」を読んだと言及している箇所がありました。執筆中に急に本を読…

本日の読書

「神曲 (まんがで読破)(イースト・プレス)」

本日の読書

「論語に学ぶ (PHP文庫)(安岡正篤著)」 晴天。日中白河市内にて散髪す。

昨日のこと

安吾賞発表会の模様についての記録文章は、おおよそ完成しました。会場で撮影した写真も多いので,今回の訪問記はmixiの方に書きます*1。 *1:http://mixi.jp/view_diary.pl?id=956523254&owner_id=1307531

本日の読了

「中国の歴史 近・現代篇(二) (講談社文庫)(陳舜臣著)」

郡山から帰宅

市内の書店にてユリイカ掲載の太宰&安吾特集読む。ざっとメモ。吉本隆明さんによる対談記事にて,この二人を「思想性の高い」作家として,かなり強調して定義しておられたのが印象に残った。そして思想性の高さということを踏まえて,これに匹敵するのは,…

本日の読書

「さかしま (河出文庫)(ユイスマンス著澁澤龍彦訳)」ブックオフで発見。ドビュッシーつながりということもあったので読む。延々300頁引き篭もり生活者による独白小説です。語り手のデ・ゼッサント以外に登場人物はいないと言っていいくらいです。このス…

本日の読書

「中国の歴史 近・現代篇(一) (講談社文庫)(陳舜臣著)」毎日1,2章ずつ新聞でも読むような感覚で読み進めてます。引き続き2巻目に進みます。読み終えるのはまた何日か経ってからです。 今朝は朝食から,ル・クルーゼソースパンつかって常夜鍋やりました…

本日の読書

「延安―革命聖地への旅(リービ英雄著岩波書店)」

本日の読書

「中国の大動乱が日本に押し寄せる―繰り返す中華の歴史法則(黄文雄著徳間書店)」この人は儒教文化を大胆に断じてくれてて面白いと思う。儒教と道教。調子のいい時は前者に拠り、調子が悪いときは後者に拠る。それが歴史の中での中国人の在り方だったとのこ…

本日の読書

「SM博物館 (河出i文庫)(蘭光生著)」たまにはこういう怪しげな内容の本も読む。SF作家式貴士,探偵小説評論家間羊太郎つながりということでかねてから読んでみたいと思ってた作家です。没後17年にして初文庫本化とのこと。読みやすいので一気に読了。SMと…

本日の読書

「孔子 (新潮文庫)(井上靖著)」リハーサル室前に陣取りながら通読。今回で2読目。すべては天の命に従うのみです,などと思ったりします。だけど,論語に取り組んで,それを平易な言葉で表現する,その作家としての力量はすごいなと思います。

本日の読了

「十八史略(下) 激動に生きる 強さの活学 (PHP文庫)(安岡正篤著)」上巻に引き続き読了。引用の漢文をじっくり読むのは時間がかかる。