本屋にて

月刊寂聴2号読む。安吾賞授賞発表式での記事確認。併せて田辺聖子さんとの対談記事興味深く読む。お互い源氏訳者同士の対談。宇治十帖が源氏の中でも色彩がかなり異なっていて、そしてそれはかなり成熟した作者の筆によるものゆえということで意見を同じくしている模様。また、「文学は関西よね」ということでも意気投合しされている模様。つまり多彩な意見を受け入れたり表現したりするノウハウはむかしから関西のほうが長けていて、それゆえに京都で源氏が産まれたのでは、とのこと。なるほどと思う。