日録

晴天。台風が近づいてきているのが嘘みたいな静かな一日でした。
とはいえ、こうしてたまに秋田に戻ると、時間は、着実に過ぎていくんだなということを思い知らされます。身近にお世話になった方々も、少しずついなくなっているし、すぐ近所の古い家々の連なりも、国道の拡幅ということで、きれいさっぱり土台ごと消えていたりします。人も風景もどんどん変わっていって、手の届かないところに行ってしまいそうです。
少なからず切ない気持ちになるけれど、かといって、では自分自身も後戻りして、なにかやり直すことができるかというと、それも無理な話なので、すべてはただただ受け止めていくしかないのかな、と思わざるを得ないわけで、さて、どうして自分自身に落とし前をつけていくか、といったところです。
明日は秋分の日ということで、お墓参りをすませてしまいましょう。
布団にもぐって本を読みながら、おやすみなさいませ。