日録

晴天。日記をだいぶ空けてしまったが、たとえ毎日続けている記録だとしても、日々の座業の始まり終わりを記しているにすぎない記録を続けているよりは、何か書くべき出来事があった日だけピンポイント的に、書く方がいいのかもしれない。
先週8日金曜日から、三日連続で新宮のセミナーにお出かけしてました。8日(1日目)は、大林監督の映画と講演、9日(2日目)は、いろいろな先生の講演や座談をひたすら聞いてはメモをとり、10日(3日目)は、地元熊野で文化事業をされている方の講演をひたすら聞いてはメモをとりました。これらメモの量はキャンパスノート半分くらいの量になったので、近日中にテキストに起こします。
いまは、ただ、イベント後の微妙な虚脱感を味わっています。中上というキーワードを礎として、お互いをよく見知らぬ老若男女が一堂に会して、そこで濃淡の差はあっても、何かしかのコミュニケーションが交わされる。しかし、翌朝にはイベントが終わってしまい、めいめいが自宅に戻ってしまうと、中上というキーワードとは無縁な日常にふたたび呼び戻される。ただそれだけの当たり前なことにすぎないが、時空のゆがみの奥深くからいきなり引きずり出されたような、ギャップの激しさには、いささか放心せざるを得ないです。おおげさ?
ただ、今回は、奇遇にも岡崎からこられたMさんと同室になりました。ただ、ことの流れがいまいちうまくなくて、連絡先を、交換せずじまいだったのが、ちょい悔やまれます。悪気はまったくないのだが、ごめんなさいね、当方がシャイで。また来年も懲りずに新宮でお会いできるようでしたら、なんとかしましょう。
では、おやすみなさいませ。