所感

一寸先は闇、と政治家も言うけど、一般人の生活も全く同様です。今日、オフィスにて、上司が「先日、○○さんが自殺したそうだ」と言いはじめた。それに続けてもう一人の上司が受け答えた「ああ、○年前に逮捕されて、退職になった、あの○○さんですか」。○○さんの自殺の話も初耳だったが、戒免の件も初耳だった。まったく知らなかった。それでパソコンで○○さんの名前で検索をしてみたら、たしかに、出てきた出てきた古いニュースのログが。登記簿謄本偽造で数千万もの借金をしたのだが、その偽造がバレたとのこと。戒免も発覚後すぐに言い渡されたものだった。なんということだろう。しかし、○○さんのこの件は意外だった。かなり厳しいイメージで、わたしなんかは電話口で一喝されたことがあります。ある意味、厳格で折り目正しい人柄を印象づけられていました。それだけになおさら意外です。他人の生活の真実というものは、わからないものだと思う。
この罪状には同情の余地は全く無いわけだが。ただ、どこかで、魔が射したのだろうな、とは思う。それでずるずると地獄へ引き落とされてしまったのだろうと思う。それだけに、他人事とは思えない件でした。勤め人の生活というのは見えない落とし穴だらけです。いまはただただ哀悼の意を表します。