日録

降雪。早朝に車で出発して、高速SAに立ち寄ってみたところ、二週間ぶりに給油できたので、その恩恵を大事に使いつつ盛岡市内をひとまわり走行しながら買い物する。そんなところで日中は終了です。
ツイッターをウォッチしてると、3/11の件で安吾さんに言及しているTLが見える。どのツイットも読んで字のごとくで生きよおちよで納得出来るものばかりです。生活の土台がごっそり奪われたときに、その言葉が立ち現れてきて、人の世とはこんなもんなんだよ、と原点に立ち戻って代弁してくれる。そういう人でもあるんだなと思います。とはいえ、なにからなにまで鵜呑みにしていません。わたしは偉大なる破壊を愛していた、なんていう一節を読まされたとしても、うんうん、そうだそうだ、なんてまず思いません。破壊なんて、そんなもの、もとから無いほうがいいに決まっています。安吾さんって、あの怒涛な戦中派ではあるけども、それでも、すごい強運にめぐまれてて結局安穏に生き切ったタイプなのではないかと思います。徴兵もされなかったみたいだし、蒲田の自宅も焼けだされたわけでもない、薬物飲んで暴れたけどもそれがもとで大怪我したわけでもない、そうなる前に強制終了してしまったわけですが。この人は、そんな現実の出来事よりも、「見えない敵」の方がはるかにでかくて悩まされて最後まで戦い続けてたような気がします。だからこそ「観念的」と評されてたんだろうと思ったりします。観念的という用語自体いまだにぴんとこないものも感じてますが、要するに頭の中だけでエイヤとこしらえあげた世界のことかと思ってます。だから、「白痴」とか読んでると、たしかに戦災に取材した作品ではあるけれども、読後感が独特なのだろうか。
こんなことを書き連ねてたところで、何が進捗するわけでもないです。さっさと日曜日に備えることにいたしましょう。明日は日曜だけど、オフィスに行きます。宿題がまだまだございますので、片付けます。
これから夕食ということで、ひさびさにグラタンをこしらえましょう。
そんなこんなで生活は至って普通でした。