日録

晴天。瀬戸内の冬は天候穏やかで過ごしやすいです。それでも風は冷たくて、乾いています。この乾いた空気がウィルス蔓延の要因なんだろなと思うと、やっぱりマスク着用せねばと言う気持ちになります。

日中は、主にウォーキングしてました。ただ相生の近所歩くだけではつまらないので、列車にのって、神戸に出向いて、静かな住宅街を中心にだらだら歩いてました。JR三宮駅→(阪神電車)→阪神岩屋駅→敏馬神社→阪神住吉駅→倚松庵→JR住吉駅→(JR電車)→JR三宮駅→生田神社→JR新神戸駅(あとは新幹線で帰宅)という順で、気持ちの赴くままのウォーキングです。

スマホの万歩計は、2万歩を記録していました。神戸は坂道が多い街なので、これだけ街の中を歩きに歩いてれば、けっこう疲れます。疲れに疲れたところで、そのへんのベンチに腰掛けて、空を仰いでリラックスする。すると、サウナで水風呂に浸かったあとの「整う」に近いトランスが来ることに、気が付きました。まあ、サウナに取り組んだがゆえに気がついた件ですね。これからもこの感覚を大事にしたいと思います。

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これは東灘区で通りがかった倚松庵ですね。細雪の執筆現場です。ただし、建物自体はいったん取り壊されてから、位置を移し替えて、組み立て直したものらしいです。一度立ち寄ってみたいと思ってました。内部は無料で見学できて、文豪お住まい当時の、テーブル、椅子、蓄音機、ラジオ、ステンドグラス、風呂場などの調度品、そして書簡や初版本なども展示されており、たちまち戦前神戸にタイムスリップした気分に成れました。日常の中に、蓄音機があるって、すてきです。

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ただ、感染病対策ということで、建物の中にいられるのは、20分という条件付きでした。それでも、混雑とは無縁の世界なので、割とのんびりと滞在できたような気がしました。

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パンダの石像かわいいです。そのあたりの公園にて、です。

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最後は、三宮の生田さんにて、ちゃちゃっと祈願して、帰宅です。

もう、来年の干支である丑が飾られています。コロナ渦は、特に都市部においては、まだまだまだまだ終わる様子は、ありませんが、こういうときこそ、さながら牛のように、遅くとも、ゆっくりと前進してことを進めていきたいものと思います。

というわけで明るいうちに神戸を去って、帰宅でした。良い疲労でした。

しんがりに、これは、個人的な件なので、説明は省きますが、むかし、よくオフ会ということで、立ち寄っていた記憶があった魚崎の○さん宅前もとおりすがりました。特段用事もないので、その場で懐かしさと楽しい記憶だけ噛みしめて、ささっと踵を返しました。そういえば、玄関前の川(?)はいつのまにか、枯山水に変わってましたね。これだけで時の流れをしみじみと感じます。この件は、詳細は書かず、心のなかにとどめておきます。ただ、今後、オフ会的な邂逅は、もうないだろうなぁ。わたし自身も歳を経たせいで人生観もいろいろ変わってしまい、オフラインで会うことにはこだわりを感じなくなってしまっています。

というわけで、世界平和も併せて祈りつつ、おやすみなさいませ。