日録

晴天。朝方少し物憂い感じだったけど、10時頃に豊田の猿投山にでかけて山を登り降りして肉体を動かしていたら、心の方もきびきびと動き出してくれた感じです。ああ、こういう感じが欲しかったのだな、と思いました。昨年までは冬になったら長野のスキー場にでかけたりして、リフト頂上駅から雪板で何度も滑り降りたりして運動をしていたときの感覚を、ようやく取り戻したように思います。肉体はクタクタに疲れてしまうんだけど、身体はほかほかに温かくなるし、また、疲労のおかげで余計なことを考える暇がなくなって、逆説的にむしろ上機嫌になるという筋書きです。これなんですよね。先月来ハマっていた京都雑散策でも、この感覚が取り戻せずに理由もつかめないまま物足りない気持ちを抱えていたのですが、ことここに至りて、身近な豊田の里山を黙々と歩いていたら思わぬ発見してしまったようです。身近な里山とはいっても、まともに昇り降りするとトータル4時間もかかってしまいます。当初は山のスケールを舐めてかかってしまったので、これという装備はせず、普段の黒い革靴と、手提げ袋に財布入っているだけの普段着スタイルで山に入ったのですが、すぐに後悔しました。せめてリュックサックにペットボトル飲料入れて、そして運動靴くらい履いておくべきでした。それでも、麓の猿投神社本殿を参拝してから、一歩一歩ゆっくりペースで登っていたら、2時間くらいで頂上近くの東宮にたどり着きました。巨石信仰の神社のようで、お社の裏手丘には巨大なドルメンがそそり立っていて、いかにもご神体だな、古代の人はこれに畏怖を感じられていたんだなと思わず感心したりしました。そこから先は、坂道をひたすら下り続けるといったルートです。鬱蒼とした森のなかの細い自然道を転げ落ちないように慎重に降りてゆきます。大碓命墓所、西宮、広沢神社の順に参拝しながら坂道をくだっていたら、スタート地点と同じ本殿に戻りました。4時間も歩き続けたおかげで、自販機でかったペプシコーラが半端無く美味しかったです。この喉越し感覚も、怪我の療養以来とんと見失っていたものでした。取り戻せて嬉しいです。
結局、怪我しない程度にとどめておいて、それでいてほどほどに激しく運動することは大事なことなんだなと思ったりしました。来週もまたこの感覚をもっと取り戻すべく、運動できそうな場所を探してみるつもりです。
というわけで、明日2月29日は安吾さんの引越し記念日でもあるので、桐生でなにかお祭りをやるみたいです。だけど、平日はなかなか休みを取るわけにもいかず、だまって遠くから盛会を祈るのみです。
今週中には自分の引越しの日程も決めてしまおうと思います。というわけで、日曜は終了。おやすみなさいませ。