本日の読書

信時潔信時潔新保祐司著構想社)」 その時代に正直に生き,そして正直な音楽を作曲しつづけ,そしてそのことを決して省みることのなかった,その硬派な生き様に感銘受ける。
交声曲「海道東征」も併せて聴く。平易に,かつ力強く,海への思いと国への思いを歌いあげている内容。たしかに”戦時”を感じさせない音楽だなと思う。こういう所産が半世紀以上も暗黙の了解のうちに封じられつづけた”戦後”ってなんなんだろう,といろいろ考えさせてくれる著作でもありました。