下記のキノコ雲画像を撮ったついでに,せっかく足寄町に足を運んだのですから,足寄の生んだ大アーティスト松山千春さんの家にも立ち寄ってみました。十勝に住んでゐながらついぞこれまでその門構えを眺めてみたことがなかったのであります。
試みに,”千春の家”で検索してみたのですが,けっこうでてきますね。それも新築前バージョンの古い建物の画像もでてきたりもしますのでなかなか興味津々です。

で,これが,つい昨日撮影してみた”千春の家”近況でございます。

銀河線”足寄駅”から,徒歩で20分くらいでせうか。歩きに歩いて程よい疲れが足にたまってきたところで,ちょうど目的”千春の家”が目の前に立ち現れてくれます。閑静な住宅街のどまんなかにあります。大アーティストの家とはいっても,けして大きくはなく,北海道ならごく当たり前の規模の瀟洒なる民家でございます。その庭づくりもごくシンプルです。植木類はまばらで,あとは駐車スペースと車2台程度が収まる程度の車庫が建ってるだけで,ひどくすっきりしてて,むしろさっぱりしててそれが好感すら感じさせてくれます。なんていうか,閉鎖的な印象が皆無です。来るもの皆どなたでも受け入れてくれそうな,開放的で,おおらかな雰囲気を,ただわせているように思います。芸能人ってプライバシー面は,むしろ閉鎖的にしてしまう傾向にあるように思うのですが,少なくとも,この家屋からはそんな雰囲気は感じません(もっとも,足寄という地だからできることなのだと言われればそれまででしょうが)。*1
ちなみに,邸手前の,右門柱には,表札として大理石が埋め込まれていて,”松山千春/松山明*2”と彫られています。そして左門柱には”株式会社松山千春事務所/とかち新聞社”と彫られています。なにゆえ新聞社とあるのかは寡聞にして知りませんが。

そして,これが,記念写真を撮る場としても御用達の千春看板でございます。車庫の屋根上にこれ見よとばかり堂々と飾られています。看板の色彩がすでに年期ものでいささか色あせ気味なのが気になりましたが。

ついでに,この千春邸を,ちょっと土手下にまわった別の角度から撮るとこんな感じになります。左が件の千春邸。斜面中途の,こじんまりとしたスペースに建っているのが,お判りいただけるかなと思います。
ちなみに,この千春邸右側のコンクリートのひらべったい建物は,創価学会会館です。普通に街角に建ってる分には,ごく普通の感慨以上のものは湧きませんが,しかし,いかなるわけか,この有名アーティスト邸のすぐ向かい隣に,これまた日本を代表する宗教団体の支部があるというのは,いささか気になります。どういう経緯でこの区画におさまったのでしょうか。偶然なのかなあ。

というわけで,足寄本町中央を流れる,利別川の清流を橋の上から眺めることにして,この散策は一段落にしますです。山々の緑と清流の美しい地でございました。

*1:でも,窓の造りとかは,容易に中を覗けないようにできてまふね。

*2:実父。故人。