絶美

雨天。連休3日目もひきつづき巣籠りな消費に終始する。9時に自宅を出てオイル交換を済ませる。開店直前5分前に店舗前に到着したが、誰ひとり並んでなかったので、一番目でピット入りできました。オイル交換もさささっと完了しました。
その後盛岡市内県立美術館に立ち寄って「日本の表現主義展」鑑賞し、また、それに引き続き、同じく盛岡市内「こども科学館」も立ち寄る。目的は「銀河鉄道の夜プラネタリウム番組鑑賞のためでした。昨夜、youtubeで予告編動画*1を、偶然見たのですが、これが、きらびやかな映像、そして哀しげな挿入歌ともどもよくできていたので、実物を観に行きたくなりました。
実物は、巨大おわんスクリーン360度全体にどっかり映し出されるもので、youtubeとは比較になりません迫力あるし、絵もとことんよく描きこまれてリアリティあります。星空の中をほんとうに自在に浮遊しているような錯覚と体感すらありました。たった300円で鑑賞できて良いのかと思います。言葉を失います。映像については、言うことは無いです。
ただ、今回、この作品を見ててふと思ったのだが、これって、幻想の世界のようでありながら、道具立てを冷静に見てみると、どれもこれも当時の岩手になら「ありふれたもの」ばかりで、「架空のモノ」ってひとつも無いのですね。三角標、蒸気機関車、レール、電信柱、白鳥の群れ、リンドウの花、ススキの花、・・・みんな現実世界の、その辺にあるものばかりです。もちろん奇怪なバケモノなんかまったく出てこないわけで。なのに、夜の闇と光のまばゆさと組み合わさることで、絶美な世界ができてしまいます。どこで転換が起きるのかさっぱりわかりません。まさに想像力なんだろうなと思います。
あと、この話が、「北十字白鳥座)」から、「サウザンクロス(南十字座)」までの旅を描いたものだということに、わたしは今日になって「初めて」気がつきました。気がついてみれば納得です。たしかに、この十字星を両端に置いて考えてみれば、天の川が「一番鮮やかで濃い」部分ということになります。ストーリーをはめ込む上で、一番良さげです。ちょうど中途にもサソリの燃え盛る炎もあるし、なるほどと思いました。
とにかく、上記のようにいろいろ理屈をこねていても、こねることの方がむなしくなります。
いい映像を観られて気合が入りました。
また今週一週間しっかり過ごして行きましょう。