日録

快晴。遥か早池峰まで稜線くっきり拝することができました。また朝方から雫石に立ち寄って軽くトレーニングしてました。その後帰宅して鱈切身と京菜で鍋炊いて夕食にしました。寝るまでひっそりと本を読んでます。おやすみなさいませ。
紀州 木の国・根の国物語 (角川文庫)中上健次著)」読む。紀行文スタイルだから「とりあえず」読みやすいです。正直に言うと、じつはこの作家の場合、「小説」と銘打たれたものは、最後まで、きちんと読めた試しが無いです。文章の密度が、あまりにも濃くて、厳しくて、真剣勝負なので、一センテンス読むたびに緊張します。頭の弱いわたしにはつらいです。だけど、この文庫本「紀州」のように、エッセイスタイルで、焦点を定めないで、ゆったりとつづっていくものなら、辛うじて読みやすいです。ファンからは叱られそうです。Googleマップをひもときながら読みました。1970年代の紀州です。一言で書くと「重たい歴史」を背負ってます。とても遊び気分でふらりと軽く行けない気持ちになってきます。でも、ここに書かれたことが現実にあったことはよく心に刻んでおきます。その上で、紀伊半島の美しい海を楽しむことができればと思います。いつか見に行きたいです。