今日のBGM

ポール・パレーの芸術 Vol.3 -ドヴォルザーク, シベリウス, リムスキー=コルサコフ, リスト:作品集: ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」; シベリウス:交響曲第2番 他」曇天。ひさびさにCD買ってみる。ドヴォルザーク#9とシベリウス#2とR=コルサコフ#2との3曲をまとめて聴けるお得な2枚盤です。しかも録音はマーキュリーによるもので音像が濃くてくっきりしてます。本命としてドヴォルザーク目当てで買いました(このごろどういうわけか「新世界」が頭の中でループしているので)。
このパレー盤も予想にたがわなくて名演だと思います。速いテンポで、力んだ様子を少しも見せないで、一気呵成に全4楽章通して活き活きと聴かせてくれます。演歌っぽいメロディも多い曲だとしても、あちこちの癖をとりのぞいて、スマートに聴かせてくれる感じです。これなら何度聴いても聴き飽きなさそうです。
R=コルサコフは珍しい録音ということになります。ぱっと聴いてみて、ボロディン#2の路線で、近代管弦楽の色鮮やかなニュアンスをたくさん取り入れて、ロシアっぽくまとめあげたような感じがしました。面白い曲でした。コンサートのレパートリーとして定着することは無いとしても、ふと思い出したときにまた聴いてみたくなりそうです。
冒頭にも書いてましたが、CDはひさびさの購入です。このところ、音楽を聴くとすれば、たとえば、Itunesのダウンロードに頼ってしまうことが多いです。「円盤で音楽を聴く」楽しみが死に絶えつつあります。だけど、ダウンロードだけでは、「痒いところに手が届かない」ことも多いです。CDが売れない時代とは言っても、もしも店頭での円盤販売が全部無くなってしまったらいったいどうなるのかと思ったりします。