仙台市では、

地震のため、自宅に積みまくっていた漫画や雑誌の山がいっぺんに崩れてきて、圧死した例があったとのこと。週が明けた朝、定刻になっても件の男性が出勤してこないから、どうしたのだろうかということで、住んでいるアパートの合鍵を使って扉を開けてみたら、すでにこと切れていたとのこと。本や雑誌に埋まって非業の死を遂げる、冗談のネタとしてはおもしろいのかもしれないが、じっさいに発生してみると、笑うに笑えないことです。本の山がどさっと崩れ落ちてきて、下に寝ている人の胸を強く圧迫して、身動きを封じ、窒息死させるほどの本の量って、いったいどのくらいだろう。想像を絶します。天井や屋根や箪笥が落ちてきたのならともかく、純粋に本だけで生き埋めにしてしまうとしたら、相当な量です。布団を敷くスペース以外、全部本の山だったのではなかろうか。
蔵書家のみなさんお気を付けください。蔵書するなら書庫は別建てしましょう。