20日に聴いたコンサートにて,

加藤登紀子さんが歌ってた,第二部1曲目「リリーマルレーン」の歌詞を起こして夜長を楽しむ。
(?)をつけている箇所は,歌詞起こしの自信がかなり薄いことを意味するが,おおむね大意は書き出されているのではないかと。

☆「リリーマルレーン」(加藤登紀子訳詞バージョン)
♪おぼえているかい/兵舎のまえに/街灯がひとつ/ともっていた/いまはただ/あんな/毎日でも/逢いたい/懐かしい/リリー・マルレーン/懐かしい/リリー・マルレーン
♪街灯のしたで/抱きあったね/ふたりのかげが/ひとつになった/愛しあって/いるのも/みんなが/うらやんだ/ぼくの/リリー・マルレーン/ぼくの/リリー・マルレーン
♪小ラッパが/きこえてくるよ/もどらなければ/ぶちこまれた/離れたく/ないよね/死ぬまで/このまた/どこまでも/リリー・マルレーン/いつまでも/リリー・マルレーン*1
♪火のあしおとが(?)/もうこれも(?)/ぼくはまだ/生きているよ/きみはもう/忘れたか/ほかの誰かと/抱きあっている/あの街灯のしたで/きっと/リリー・マルレーン
(ゆったりと)♪僕がもし/死んでも/きみには/とどかない/愛しい/リリー・マルレーン・・・/愛しい/リリー・マルレーン・・・

歌詞起こししているうちに,内容の悲劇性と重さに泣けてきた。

*1:※ここを経て約1分くらい間奏。ここでの演出は効果満点。アコースティックギターの和音による,行進曲風の2拍子軍楽調リズムが淡々と執拗にくりかえされるのに対位して,その一方で,フィドルが,その2拍子リズムを一方的に無視して,軋むような不協和音を終始ぎしぎしきゅうきゅう鳴らし続けてくれてるのだが,それがさながら戦時下の一庶民の,不安でゆがんだ心の裡を表わしてくれるかのようでした