日録2

晴れ上がる。下のエントリーを読み返してみたところ、前にも似たようなことを書いたような気がする。これだけ長くブログをやっていれば重複は致し方が無いです。だから物故した人間のことはあまり書きたくないです。いつでも何度でもできることですから。
と書きつつも物故者について記してみる。つい先日、お酒の飲み過ぎでなくなられた政治家の中川昭一さんのことですが、あの人には、2006年3月頃に直に会ったことがあります。まだ北海道十勝に住んでたころに、ど田舎末端のうちの職場にいきなり視察に来られてました。当時第一線だった大臣相手に、うちでの事業について逐一説明をして差し上げました。事務所全体に緊張感がぴりぴり走って気が気でなかったです。セキュリティも5名くらい伴っていたかと思います。
ただ、中川さん本人は、終始いたって物腰の柔らかい人でした。こちらの説明にうんうんうなずきながらしっかりと話を聞いてもらえた印象でした(まあ、このときはただ説明するだけであって、お互いに利益相反することも何も無かったせいかもしれませんが)。
帰り際に、握手も交わしてきました。すらりとした長身(たぶん180cm以上は余裕である)で、普段テレビで見る印象そのまんまで、どこからどう見てもかっこいい人でした。もちろん、酒臭くなんかなかったです。当時はたいへん眩しく見えました。あれから約3年後、あんな末路に見舞われるとは誰が予想したでしょう。未来というのは誰にもわからないんだなと思います。