日録

チャップリンのすべて [DVD]チャップリンのすべて」ふとレンタルしてみる。ケースの記載を読んでいたら、新書「チャップリン再入門 (生活人新書)」を著した大野さんが監修されている、ということだったので、「もしかしたら未公開のフィルムが見られるのかも」と思って興味を感じました。ところが、残念ながらその期待は裏切られました。別テイクのフィルムは、ほとんど「静止画像」として紹介されているだけでした。本テイクの方はみんな「動画」で引用されているにも関わらず、です。別テイクもぜひ「動画で」観たかったです。なぜ、あの別テイクが、最終的に本編で不採用になったのか、いったいなにが気に入らなかったのか、当の動画を観ながら、チャップリン監督と一緒に考えてみたかったです。一般DVDで紹介できるほど、十分にテレシネしてまだ整理していない状態なのかもしれませんが、ちょっと残念でした。
内容のほとんどは、チャップリンの貧しい生い立ちから、偉大な喜劇役者として成長していくサクセスストーリーと、その波乱の生涯を年代順につづったものでした。約105分。従来のチャーリー像をくつがえしているとか、そういうものではなかったですが、よく整理してすっきりまとめられていると思います。最初から最後までじっくりと観ることが出来ました。
晴天。明日は早起きして秋田にいきます。