○今朝方小雨、風無し、気温１４度くらい。
○１０時より歯科通院。外れた金属に変形なし、また虫歯に因する脱落でないため、土台は削り直さなくとも、そのまま入れ直せば再び使えるとのこと。だから、その日のうちに入れ直してもらう。様子見のため、６月３日１０時にまた来院してほしいとのこと。支払９００円。保険適用あり。
○本日訪問したこの歯科ですが、なんと、レーザー治療機器も技術も有るとのことでした。実際に現地に行かなくてはわからないことってあるのですね。ネットで近辺の歯科事情のうわっつらだけ眺めただけで早合点してました。恥じ入ります。
○この歯科待合室にて、順番待ちしていたところ、室内のモニタにて、NHKこだわり人物伝なるものが、ONAIRされていたので、黙って観てました。柳美里さんがモニタ上に現れて、そこで色川武大さんの作品「狂人日記」について解説をされてました。柳さんは、生前の色川氏には直に会って会話をしたことは一度もなかったとのこと。ただ、色川氏が急逝されたときに、なにか感じることがあって、その日のうちに書店に行って、「怪しい来客簿 (文春文庫)」「狂人日記 (講談社文芸文庫)」を買って、読み耽ったことがあったとのこと。たしかに、柳さんと色川さんって、人として生きていく上で人一倍「違和感を」背負っておられるという感じがします。また、それで作品を介して通じ合うものがあったのだろうか、という趣旨のことを柳さんもモニタ上で述懐されてました。
○柳さん曰く「狂人日記」は戦後の恋愛小説の内では最高傑作の部類に入るのでは、とのこと。また色川武大という存在そのものが「ブラックホール」であるとのこと。ブラックホールという例えを持ち出したのはそれ自体が「問いかけ」であり「解明できない」要素がある、という意味合いを含めたいがゆえ、とのこと。
○あとで図書館からなんか借りてきて読んでみます。その絶えざる問いかけに耳を傾けてみます。
○本日の昼食は、そばにしました。米飯だとお焦げが粘るので、また奥歯の金属を脱落させてしまいそうです。
