本日の読書

イザベラ・バードの『日本奥地紀行』を読む (平凡社ライブラリーoffシリーズ)宮本常一著)」明治初期の東北人と同時期のアイヌ人との比較論あり。【衛生観念】アイヌ人>東北人*1/【酒席でのマナー】アイヌ人>東北人*2/【計量観念】東北人>アイヌ*3 これだけでふと考えてみると、人間としての「誇りの高さ」は、アイヌ人の方がポイントが高いような気がしてきます。特に酒席のマナーの件は、考えさせられます。
隠居宣言 (平凡社新書)横尾忠則著)」

*1:当時の、東北人は、皮膚病とか眼病とかにかかっている人が多かったが、アイヌ人にはほとんど無かった模様。

*2:アイヌ人にとってお酒というものは神にささげるものであり、たくさん飲むものではなかった。またたくさんのむと「人が犬みたいになる」ということで忌み嫌っていた。しかし東北人の方は、べろんべろんになるまで飲むのが当たり前だった模様。

*3:物事を数字で表し、まとめあげることでは、東北人の方が上だった模様。アイヌ人の場合は、数量がある程度多くなると、もはや表現すべくもなく、なんでも「たくさん」になってしまった模様。