連休

再び来る。とはいっても,遠出の予定はなくて,至ってのんびりしてます。
「白鯨」上巻残すところあと百ページ。エイハヴ船長の狂気っぷりは,鯨(=モビー・ディック)に対する激しい復讐心によるものだが,なかなかもって人間くさく描かれていて,けっこう親しみを感じてます。
鯨に対する深い深い恨みを晴らそうと,陰鬱な動機を抱いているにもかかわらず,船員のスターバックらには,そのことを悟られないように,普通に船長らしく振舞っている様子もまた人間くさいです。もしもその内に秘めた陰鬱な動機を悟られたりしたら,船員らは「ついてきてくれなく」なるだろうから。
この連休中に下巻も一気に読めるといいな。