かぐら峰バックカントリーツアー*1

昨日のこと。21日午前1時起床。それから北関東の下道をたどりながら延々6時間ドライブのあとかぐらスキー場*1到着です。
今回のツアーは茨城県牛久市のスノーワークショップさん*2の企画への相乗り参加によるものです。
これまで縁もなかったショップの企画をなんで知ったかというと,プロスノーボーダー渡部ルミさんのブログ*3からです。アンテナに入れてボードの情報のチェックしてたところ,先日バックカントリーツアーの告知に遭遇! まだ未経験の新潟の山にいける! そしてかのブログの主にも会える! これはおもしろい,ということでネットから参加申込*4
これが大正解。ふかふかの雪(ここ数日続いていた冬型気圧配置による降雪),そして開催当日は抜けるような青い晴天に恵まれて,コンディション激烈良すぎです。
午前8時。みつまたステーションのゴンドラからのぼって,リフトを乗り継ぎながら,頂上へ向かう入口に到着。そこからスノーシューに履き替えて,ザックには板をひっかけて山頂へ向かってのぼっていきます。ちなみにこの付近の積雪は4mくらいです。3階くらいのビルの高さ分あります。だけどこの深い積雪のおかげで,夏期だったらの「藪」に邪魔されることなく,広い山塊を自在に歩き回ることができるというわけです。

なんで一列になって登っていくかというと,簡単に言うと,わだちを踏みながら歩いたほうが足への負担が少ないからですw スノーシュー履いていても,ある程度は,足が雪の中にずぶずぶ埋まってしまって歩きづらいのです。
ちなみに,この直後,人間は遭難しませんでしたが,カメラが遭難しました。機械がうんともすんとも言わなくなってしまったので,これ以降の写真はわずかしかありません。
この調子で登ること約40分くらいで,かぐら峰山頂(標高2029m)に到着です。体力勝負です。なかなか大変大変,かなりの労働です。息が切れそう。肺腑もきりきり締め付けられるようで,痛いです。ウェアの下は汗でぐっしょり。こういうときのペットボトル茶って,旨すぎです。
ようやく山頂。

デジカメが壊れてしまったので,携帯のカメラで撮影。画像中央の雪庇が突き出た箇所が,山頂です。もちろんこの雪庇を刺激するのは厳禁です。たちまち雪崩を引き起こすことでしょう。一部には雪崩を起こして崩壊している箇所も散見されました。山は怖いです。ガイドなしでは歩いてはいけません。
山頂からはまさに絶景で,すぐそばの苗場山はもちろん,はるか向うには赤城山,燧ケ岳等を拝することが出来ました。あまりにも眺めがいいので,これまでの疲労があっというまに癒されました。

デジカメ崩壊直前の画像です。もっと格好のいい景色もあったんだけど撮影はかなわず。
というわけで,ここ(=頂上)からはいよいよボードに履き替えて滑り降ります。スリリングな林間コース,転倒すると深い吹き溜まりにはまって身動きもままならなくなりそうな沢下り等々,野趣溢れるコース外世界でやりたい放題やりながら滑り下ってきます。先日来降雪していたふかふか雪に囲まれて,浮遊感のある滑降を楽しめました。あまりにもふかふかなので北海道の雪思い出しましたくらいです。メンバーともども歓声あがりまくりです。
こうして,いったんゲレンデに戻り降りた後は,正規のピステされたゲレンデで何本かフリーライディングです。
みんな滑降速い速い! よく考えてみれば,ある程度のレベルまでに到達してないと,バックカントリーやろうという発想出さないような気がします。昨日は,すごいメンバーの中にもぐりこんで遊んでましたようです。
んでもって,15時頃には全日程終了。また6時間ドライブして白河の拙宅に到着して睡眠しました。
ちなみに,このショップ,4月以降もバックカントリーツアーを考えておられるとのことです。時間があればぜひ遊びに行きましょう。冬はまだまだ終わらないようです。