教育問題と人間関係メモ

ネット上のニュースによると,教師と生徒とで,「なれあい」をするクラスというのは,一見,教師と生徒の間が,仲むつまじそうでいて,しかし,肝心の教師の求心力が低くなってしまって(要するに「なめられて」いるのでしょう),いざというときに,きりっとした秩序を保つことができないとのこと。その結果,クラスとしての秩序が乱れ,いじめ問題等を引き起こしやすいとのこと。
反対に,教師と生徒の間で,厳然と,心の距離を置いて,君はこうしろ,あなたはこうしろと,厳しく指導し,秩序をとり仕切るタイプの教師のほうが,しまりのあるクラスが出来上がるとのこと。
・・・これって,教師と生徒の間だけではなくても,成人同士の人間関係でも言えることだなあ。最初から,適度に,お互い,心の距離を置いて,慎重に礼節を保っておいたほうが,なにかの拍子に,傷つけあったりするリスクも少ないから,交友関係は長く続いたりしますね。もっとも,それをわかっていても,どこかで,なれあってしまおうという衝動が働いてしまって,挙句の結果に,酔っ払った挙句についよからぬ話を振ってしまって,そして炎上してしまい,こたこたな廃墟と化してしまうのが,人生のひとつの機微だったりもするわけですが。
とくに,ネットでは,お互いの心の距離を「錯覚」しやすいこともあるから,なれあおうとするあまりの失敗は,なおさらありがちな話のように思えてなりません。過去に自分がいろいろしでかした失敗を思い出すきっかけになりました,このニュース。古くからのことわざでいう,親しき仲にも礼儀ありということばを再認識しました次第です。
こんなときにかじるウコンは苦いです。いや,いつかじっても苦いですが。