本日のBGM

ブラームス#3クナ指揮シュトゥトガルト放響 セブンシーズのを買い損ねてたので,自分にとっては待望の盤。雨降りの中を郡山市タワレコにはせ参じて購入。帰宅途中車内のステレオにて鳴らす。
なかなかエコーが長い音響で,おかげでホールの臨場感が,車内にみなぎってくれました。それでいて各楽器の音色の分離もしっかりしています。第3楽章のチェロの主題もなまなましく響くこと響くこと。全体を通じてクナ独特のゆったりしたテンポによる,夢幻の世界を漂うようなブラームス3番を聴かせてくれます。他のどの録音よりもゆったりしていて,それでいて弛緩した感がしません。すばらしいです。
ただ,残念ながら,エコーは,機械的につけられたものとのこと。そして会場の雑音等はかなりリダクションされてしまっていて,音のドキュメントとしては,物足りないものとなっているとのことです。
それでも,車内のオーディオで鳴らす分には,これまでのどのブラームス3番よりも,美しく聴こえてくれます。もしかしたら,あちらのリマスタリングエンジニアさんって,こういうカーオーディオみたいな,あるいは小型のラジカセとかいったものを使って,ありふれた日常の中で音楽を聴く人を対象に,音質を設定しているのかもしれないと思ったりしてます。