本日の読書

トルーマン・カポーティ〈上〉 (新潮文庫)トルーマン・カポーティジョージプリンプトン著新潮文庫)」70人もの証言を編年的にならべるという手法で綴られた伝記。素材を素材のままアップしているだけに,情報量が多くて読みがいあり過ぎ。上巻読み通すのに5日もかかってしまいました。次は下巻下巻。
名作「冷血」を書き上げて,名声が有頂天になったところで,ちょうど上巻は〆になっています。下巻ではどうなることやら。
いろんな人間と,出会ったり,親密になったり,距離をおいたり,ときには義絶したり,創作活動の陰に潜んでたいろいろなドラマが生の素材のまま理解できます。人間観察の宝庫のような本です。
ちなみに,カポーティの書いた著作はまだ一冊も読んだことございません。下巻読み終えたら,「ティファニーで」あたりから,読んでみようかな。