天気ばつかり気にしてる日々

今朝方窓を開け放ってみたところ,かんかん照り。誰だよう週末はざああっと降るよって言ったのは♪
これだけ上がるのなら海にでも行って波と戯れてみてもよかたのにな〜とぐちっているというわけです。
明日は60%の確率で降るとのことで,またもや微妙なところです。
たしかに,天気図上にも,太平洋上におっきな低気圧が横たわっています。いつでもざあざあすさまじい雨をもたらしてくれそうです。
これでは気持ちが中途半端なので,おんもでのお遊びは今週末はあきらめます。今年の夏は長引く梅雨のおかげで,思惑が狂いっぱなしです。
来週は,いよいよひさびさの上京です。幸い8月上旬は天気がよさそうです。そのときまで,鋭気をたつぷりと養つておきましょう。
○本日の読書
幻の女 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 9-1))アイリッシュ著,ハヤカワ文庫)」
なにおいまさらと言われそうなほどの探偵小説の古典中の古典ですが,わたしにはいままで未読だったので,この機に読了。
筋立てとしては,ある日,妻が自宅で殺害されて,その旦那に殺人の嫌疑がかけられる。もちろんそれは嫌疑に過ぎなくて,旦那側はそれが冤罪に過ぎないことを,必死になって訴えるものの,しかし証拠がない。唯一の証人は,外出中(妻が殺害された時間帯に)に,とある劇場でたまたま連れ添っていた,”幻の女”であった。んでもって,その女の行方を,現場に残ってたはずであろう手がかりを元に探ろうとするわけですが,これがずいぶん手ごわくて,なかなか見つけ出せない。現場の証人がまったく見当たらない。そのいっぽうで,旦那の死刑執行の日は刻々と近づきつつあるわけで,・・・ついに,最終章,死刑執行の当日になってしまった。果たして,幻の女は見つかるのか? という内容です。
いかにも都会の夜のような,陰影のある光景描写,そしてお洒落な会話,文章も明快でわかりやすくて,読んでてスピードが出てきて,一気呵成,夢中になって読ませてくれます。おかげで,変なところで気持ちがひっかかったりしないので,最後のどんでんがえしになるまで,このあと話がどうなるのかさっぱり先が読めません。おもしろすぎ,やっぱり名作ですね
黄金虫・アッシャー家の崩壊 他九篇 (岩波文庫)「黄金虫・アッシャー家の崩壊他9編(ポオ著,岩波文庫)」上掲以上の,古典中の古典をこの機に読了。「群集の人」「リジア」「陥穽と振子」・・・何度読んでも味が深いあるよ。探偵小説というより,散文詩ですね,文章そのものが,陰翳豊かで,現実感が吹っ飛んでて,言うことなし。
金沢・酒宴 (講談社文芸文庫)「金沢・酒宴(吉田健一著,講談社文芸文庫)」 これもどういうわけかいままで未読でした。ポオを読了後,吉田健一をたまたま選んだだけなのですが,あんまり,違和感が無いw・・・どこまでが現実なんだか空想なんだかわからないその文章世界に共通するものがあるのでしょうか。
○夕食
沖縄産島とうがらし入りそうめん。郡山のわしたショップでひと束購入。おもったより辛くない。普通のそうめんと同じようにつるつるっ。
○HDDレコーダーの録画記録整理中。あっというまにDVD-R20枚増殖。