Linkstationについて

先日の勤務先導入を機として,いろいろ調べているのですが,これって,中に仕込まれているLinuxOSをいじることで,サーバとして多彩な活用ができるみたいで,マニアさんには面白がられている周辺機器なのですね。同様なアイテムとして,玄箱,白箱なる機器もあるとのこと。そのマニュアル等著作類もすでに多種多様で,昨夜は,本屋で,関連書類を立ち読みしまくって楽しんでしまいました。
もっとも,正直なところ,ウェブサーバや,ファイルサーバを,個人宅に装備したとしても,活用の幅はあるとは思ってませんので,そういう意味では魅力は感じてません。ウェブ公開だったら,プロバイダで提供してくれるスペースさえあれば,ほとんどは十分だし,ファイルサーバだって,あれは複数の端末がフロアに立ち並んでいてこそ,ファイル共有作業の方便として便利なのであって,個人宅で使う端末なら,ローカルに設置されたハードディスクで十分だと思います。
しかし,それでも,個人宅内に,サーバを置くことって,魅力を感じるのです。なぜなら,それは,ゆくゆくは,パソコン機器のみならず,一般の家電機器等を,外部から遠隔操作する,一手段として,活用ができるのではないか,という期待感が眠っているように思えるからです。
今のインターネットは,もう常時接続環境があたりまえなのだから,たとえ家主が不在でも,常時回線を通して,家屋の外部から,室内の家電機器を,遠隔操作できる方便として活用できるようでないと,もったいないように,思うのです。
そのための,先行投資のひとつとして,こういった,Linkstationを土台として,サーバを,自前で設定してしまおうという行為に,魅力を感じてしまうわけです。悪魔の誘惑です。
ちなみに,拙宅には,DVD&ハードディスクレコーダの,東芝RDシリーズが一台あります。いつもこれで,番組録画して楽しんでいます。これはサーバではありませんが,インターネット常時接続というものを,上手に活用できている機器だなと思います。というのも,これ,携帯から発信するメールを使って,いつでもどこでも遠隔操作で番組予約ができます。本体裏側にLANケーブルを差し込む端子がついていて,それとターミナルアダプタを接続させると,1時間おきにメールサーバにアクセスしてメール受信してくれて,携帯メールに添付された”Gコード”を読み取り,指定時刻で,自動予約動作をしてくれます。おかげで外出先で,おもしろい番組情報に接したときなんか,困らなくなりました。携帯メールにGコードを打ち込んで,発信すれば良いだけですから。
上記のような機能が,もっと多くの家電機器に付属してくれてこそ,ネット常時接続の活用の幅が広がるってものだと思います。
個人的には,ネット接続可能な,”テーブルタップ”なんか,けっこう活用しがいがあるのではないかと思います。外部から,メールを使って,ネット上からコマンドを送信してやれば,室内の,テーブルタップの電源を自由にON/OFF遠隔操作できてしまうという仕掛けなんてのはいいのではないかと思います。テーブルタップに各機器をつなぐことで,室内灯だけではなく,電気炊飯器,暖房器具等々を外部から操作することができるわけで,不意に帰宅が遅くなってしまったときなんかに,活用のしがいがあるのではなかろうか。そんな気がします。もちろん安全性も考慮に入れないといけませんが。
RDシリーズですでに出来ていることなのだから,テーブルタップになんか,もっと簡単に仕込むことができるのではなかろうか。それこそサーバ経由でコントロールできたらいろいろ融通がきくだろうから面白いです。だれかやってみせてよう。