本日の読書

詳解 独ソ戦全史―「史上最大の地上戦」の実像 戦略・戦術分析 (学研M文庫)」(学研M文庫) 冷戦終結後にようやくあらわになったソ連側の資料をもとに著述された、地上戦戦記。分厚いので、まだ全部読みきってないのだが、けっきょく敗北したのはドイツ側ながら、人的物的被害の大きさは、ソ連の方が相当上。スターリンの粛清政治による制度上のゆがみと、そしてスターリン自身の判断ミスが、これら甚大な犠牲(赤軍1100万人)の要因でもあったことが明らかにしてくれてる著作なり。