EPOコンサートメモ

昨夜鑑賞せるEPOさんのコンサートなのだが,聴きながらメモしていたので開陳。
アコースティックギターが舞台左。パーカッションが舞台右。ボーカルEPOは舞台まん中立つというシンプルだけど響きはアンプでしっかり強化されてたステージ。
なお,?マークは曲の題名がけっきょく判然しなかったことを意味します。そして☆マークはsaitohswebpageの独断による単なるお気に入り度を示すゲージに過ぎませんです。
(第1部)
○ヒット曲メドレー「土曜の夜はパラダイス 〜 音楽のような風 〜 う・ふ・ふ・ふ」冒頭からいきなり飛び跳ねるようなノリのいいこれ。もう20年近く前のヒット曲なのだが,EPOさん独特の透明で澄んだ声はまったく変わっても衰えてなくて,かつてフジテレビ系の”俺たちひょうきん族”のエンディングテーマを耳にしたときの記憶が鮮やかに蘇ってきました。*1 ☆☆☆☆☆
○「汽車」サビの箇所”♪ラーイラーイラーイラララララ ラーイラーイラーイ”を観客にも斉唱。☆☆☆
○「ペチカ」北原白秋作詞山田耕作作曲の名曲。☆☆☆☆
○「春の水」旭川市在住陣内雄さんの作品。☆☆☆
○「上を向いて歩こう坂本九歌唱のそれ。観客の顔ぶれ及びその年齢層に鑑みて曲目を選んできた模様。☆☆☆☆
○「蘇州夜曲」服部良一作曲のそれ。服部さんが上海時代に,市内の電車に揺られながら想を練ったといわれる曲。叙情的でたいへん美しい。EPOの透明な声質ともたいへんマッチしていて思わず聴き入ってしまった。☆☆☆☆☆
(第2部)
○「花」沖縄音階による♪泣きなさい〜笑いなさい〜を,ア・カペラに手話を交えて歌唱。ア・カペラによる静寂な雰囲気が会場に思わず緊張感を張り巡らしてくれた。☆☆☆☆☆
○童謡メドレー(雨〜(?)〜(?)〜待ちぼうけ) ☆☆☆
○「砂山」(山田耕作バージョン) ☆☆☆
 「砂山」(中山晋平バージョン) ☆☆☆
 「砂山」(EPOバージョン) ☆☆☆☆ 上記の大作曲家による2つのバージョンを続けて披露した後に,EPOさん作曲の「砂山」披露。ポップス風の明るく軽い感じだが,同時に詞の持つ寂しさを損なっていないのがよかった。
○CMテーマ御披露(ネスカフェの♪ダバダーダバダー,洗剤の♪アリエール)。これには,会場大笑い。☆☆☆☆☆
○「楽しいこと考えよう」サビの箇所”♪いつでも楽しいことばっかり考えよ〜!ハイ!”を観客と斉唱。アニメのテーマソングとして近日発売される予定との由。☆☆☆☆
○「宇宙飛行(?)」テレビ番組でアメリカを取材旅行中,小さなセスナ機からアメリカ大陸を見下ろしながら作ったもの。とってもゆったりして広々とした作品。☆☆☆☆☆
○「ラバッパラパラピヤー(?)」正確な題名はイントロ前に言われなかったのでわからない。ただ,冒頭からサンバ調のリズムを繰り返して楽しく♪ラバッパラパラピヤーと繰り返していたので記憶に残っている。☆☆☆☆☆
○「リンゴの唄」♪赤いリンゴにくちびるよせてー,これはやっぱり名曲だなあ。☆☆☆☆☆
(アンコール)
○「老後のうた」 ”いまから10年後20年後どうなっているのかなあ”という由のフレーズが印象的。曲そのものは軽くて楽しいのだが,聴いててちょっと微妙。 ☆☆☆☆
正直,EPOにはあまり関心が無かったが,じっさい観客席に座って聴いてると結構楽しめました。誰もの心の中にて,楽しい記憶として残っているであろう,数々の音楽体験を暖かく掘り起こしてくれたコンサートのように思います。惜しむらくは客入りがいまいちだったことか。時機を得ていればまだ望めたのでありませうが。うーん。

*1:だけど,冒頭からいきなりヒット曲続けざまに繰り出してきて,後が続くのだろうかと,ちょっと心配になった。もっともすぐにそれは杞憂であったと気がついたが。