(許光俊著光文社新書)これも古本屋で購入。宇野功芳があまり掘り下げて(?)書いてこなかった指揮者,たとえば,カール・リヒター,ジュリーニ,マタチッチ,ベルティーニ,ショルティ,ベーム,スヴェトラーノフとか,そういった隙間にいる指揮者をよく選んで捉えて書いてくれてますです。
こういうのは難しいこと考えずおおげさな表現を面白がって読みませう。「ショルティはジェット戦闘機,スヴェトラーノフは重戦車である。起動性抜群,瞬発力に富む戦闘機。片やものすごい馬力でシベリアの原生林だろうが凍りついた川だろうが突き進み踏み潰す戦車・・・」なんかやってくれるよなあ。
小菅正規著宝島新書 漢字に直すと「わたしは鬱金で鬱を治した!」鬱重ねの絶妙な表題ですが,その内容は,自身鬱病患者としての生々しい経験を記した手記と,医者としての視点からの鬱対策の書です。
心の病関係の本は本当にいろいろあるので,もうすこしいろんな角度で満遍なく読み拾っておきたい。次,何買おう。