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「太陽の沈み行く時」(橘外男)なるもの発見。日本書院出版部刊大正11年12月15日発行第40版。40版って,当時けっこう出た本なんですね。もともと橘の作家的活躍は,昭和10年代に直木賞受賞してからだと思っていて,それ以前の「艶魔地獄」とかは雌伏期の産かなと先入観していただけに,意外な感新たにしました。有島武郎による序が効いていたのでしょうか。とくに落とそうというつもりはありませんけども,実物の写真を拝めたんで嬉しいです。