禁断の技

エミュレータなるものを,拙windows端末でも快調に起動できるようになったので,このごろブックオフに立ち寄っては,旧プレステ時代の投売り中古ソフトを買ってきて,楽しんでいます。
折りしもこんな真夏の暑い日は背筋が凍るほど涼しくなれるホラーゲームに限ります。で,いま取り組んでいるのは「クロックタワーゴーストヘッド」。ゲームのあらすじと攻略法についてはこちら*1をどうぞ。
一般家屋の面では,千夏ちゃんがからからと甲高い笑い声立てながら,ひょこひょこ歩いて,手にはするどい包丁を振り回しながら,襲ってきます。病院の面では,ゾンビが何度も何度もぬっと現れては,襲ってきます。研究所の面では,殺人鬼才堂不志人が,全身血まみれの服をまとって,その手には巨大な鉈を持ってそれを振り回して襲ってきます。これら敵さんからは,いくら逃げても逃げても,漆黒の闇の中をしつっこく追いかけてきます。物を投げつけるなりして対抗しない限り,止められません。誤って袋小路に逃げ込ってしまったら,追い詰められて,殺されます。ほんとうに悪夢のようなゲームです。映像の血なまぐさもさることながら,その効果音もものすごいので,部屋の電気を消して,室内を真っ暗にしてプレイなんかしていると,全身に鳥肌が立つくらい怖いです。
旧プレステ時代の遺産あなどれません。いいものはたとえ発売時期からはるかに遅れて購入してても,楽しめます。
世代を超えて楽しめるゲームとはなにか? それはやはりゲームというものの本質をぴたりと押さえているゲームではなかろうか? では,そのゲームの本質とはいったい何か? というふうにゲーム評論家気分でいろいろ考えながら,ブックオフの中古品コーナー棚を眺めているだけでけっこう楽しいものです。みなさんもどうぞ。ていうか,なんかおすすめのゲーム@旧プレステありましたら下にコメントでもぶら下げてくださいな。

これはこれは

”銀行までトンネル200M、75億円強奪 ブラジル”*1 犯行行為自体は,映画「死に花*2を地で行くようなニュースでござゐます。
延々200m掘りに掘られたトンネルのその造りも,「壁は木の板とプラスチックのシートで補強され」ていたとのこと。「6─10人が、約3カ月間かけて掘った可能性がある」とのこと。まことに知能犯にして,計画性も綿密。素人のにわか仕込みによる犯行ではないことは確かです。
しかも,映画「死に花」の被害総額は17億円なのに比べて,このブラジルの被害総額は75億円です。事実はフィクションよりも奇なり奇なり。
もしも,これが,とうに定年退職された,暇をもてあましているお爺さんたち*3による犯行だったら,ある意味,大笑いするしかないでございますね。

*1:http://www.cnn.co.jp/world/CNN200508090017.html

*2:http://blog.melma.com/00110160/(「死に花」公式ブログ)

*3:それもさまざまな業界の人があまた集結していたりする。