日録

晴天。上野のホテルで午前7時起床。それからばたばたと帰り支度を済ませて、東京駅から各駅停車のひかり号に乗って豊橋下車。それから快速で岡崎にたどり着く。これで午前中まるまる潰れてしまい、オフィスに出たのは午後からでした。座業の方は18時で一段落してどこにも立ち寄らずに帰宅して、一日は終了でした。
ということで、昨日17日のことですが、2年ぶりに東京の安吾忌に参列してました。昨年で事務局が役目を終えて解散してしまったそうで、その代わり原点に立ち戻り、ご遺族坂口家主催による開催ということです。いったいどういう感じのお祭りになるのやら、興味津々で参列していた次第です。
会場は、神保町如水の広いフロアではなくて、神楽坂のトリノという居酒屋地下の小さなフロアでした。細長いフロアの端っこに安吾先生夫妻のポートレイトとポスターが飾られ、テーブルにはバイキング形式で自由にとれるオードブルが並べられていて、例年どおりの立食パーティであることには変わりありません。こじんまりとしたフロアに集まった参列者は20〜30名くらいだったように思います。今回、フロアが小さいおかげで、なかなか良かったように思います。フロアが狭いおかげで、スピーチもよく聞こえるし、親密な感じで聴くこともできたのかなと思います。
嵐山光三郎さんがこられていたのはサプライズでしたね。恰幅のよろしいお爺さんが階段の上から下りてきてフロアに入ってきたと思ったら、なんだか見覚えのある顔で、ぱっと見で嵐山さんとわかりました。テレビや写真でみるイメージそのままでしたね。スピーチでは、安吾に扮装して散らかった部屋までしつらえて、綱男さんに写真をとってもらった話とか、石神井の檀さん宅が道路拡張のため取り壊されて面影がどんどん無くなっていってる件を話してくれたりしたように覚えています。それと、嵐山さんはご自宅がちょうど神楽坂にあるということで、今回参加されたとのことです。もしも来年も神楽坂で安吾忌を開催するのなら、また来ますので、と嬉しいコメントまで残してくれました。場をけっこう気に入ってもらえたようで、一参列者としても嬉しい一瞬でした。
恒例のカルトクイズは、これも恒例あいかわらずのエグい設問で、まったくわかりません。なので、すべては流されるまま、AかBか適当に選択していたところ、結果的には6問正解ということで、中途半端な仕上がりでした。だけど、最高得点者も7問正解という低調ぶり(?)で、けっきょく賞品はジャンケンポンで勝った人から順にもらいうけるという展開でした。どういうわけか、近藤ようこさんとじゃんけんしましたが、負けてしまって、自ずとレディーファーストになりました。というわけで、今回もらってきた賞品は、有名な色紙「あちらこちらいのちがけ」のレプリカ品です。目につきやすいところに飾っておこうと思います。
2次会は同じ神楽坂の和民に突撃し、0時近くまでまったりと呑み続けてました。ある御方が酔っ払って立ち上がったところ、仕切りのロールカーテンにつかまってしまい、壊してしまうというハプニングもありましたが、そういうハプニングもなんだか安吾忌らしくて、微笑ましいような(?)そんな気もしました。
今回は2次会でさささっと切り上げて、上野の投宿先に戻りました。翌日も作業があるので、差し障るようではアレなので、挨拶もそこそこに引き揚げました。
気分よく上京を楽しめて、いい忌だったと思います。また来年も行けるようだったらよろしくお願いします、ということで、思い出すことなどは以上です。おやすみなさいませ。