日録

晴天。早朝から京都に出かけて市内を軽く散策する。目的はあくまでも軽い運動不足解消とリフレッシュ、といういたってゆるいものです。京都駅を出て、京阪電車にのって、伏見稲荷を参拝してみる。千本鳥居のの果てしないトンネルを潜り抜けているうちに、あまりの数の多さと、鳥居献呈が幾代にもわたって延々続くそのシステムに驚嘆する。献上した年月日が鳥居の足に記されていますが、どれもこれも、平成二桁年代以降のものばかり。平成一桁以前の鳥居もあるけど、そういうのは、そろそろ根が腐食して、朽ちてきてて、屹立すること自体が怪しくなってきている。いい加減交換時のような状況になります。それでも、次に献上したいという顧客が絶えないから、また新しい鳥居が立つわけで、こうして、千本鳥居の経済は弛まなく回ってきたんだな、と思い、いろいろ感心しました。
千本鳥居を見終えてから、それからまた京阪電車にのって、三条まで行って、そこで貸自転車をゲットして、左京をぐるりと一周してみました次第です。特にこれという新発見もありませんでしたが、それなりに一汗かいて、気分も爽快といったところです。
昼食は、7−8年ぶりに白川通の天下一品本店でこってりラーメンにしました。味はおなじみのこってりどろどろラーメンといったところで、ブレのないクオリティ維持感は完璧です。ただ、テーブル上のネギ笊(取り放題)と、おろしニンニクの壺とが無くなっていたのが、過去に訪ねた時とくらべて変わっていました。かつては、ネギとニンニクはお客主導だったような気がしたのですが、いまは時代が変わってしまったのですね。店員さんも「ニンニクいれますか?」と投入の可否を確認をしてきます。あらら、二郎のスタイルを参考にしてしまったのかしら。そんな気がしました。それがダメということではないです。客はただ郷に従うだけです。
まあ、上記のようなかんじで、自転車でだらだら巡ったというだけであって、特にこれという京都巡回ではありませんでした。寺社仏閣をくまなくめぐるとしたらハードルは高くなるのかもしれませんが、ただ単純に京都のムードを味わいたくてぐるりと巡る分だったら、京都はコンパクトな印象でした。またいつか。おやすみなさいませ。