日録

晴天。日記が一日飛びましたが、この土曜はひどい暑さにもめげずに東京にでかけて、手はじめに南青山の岡本太郎記念館で花妖挿絵展示物を眺めたり、すぐ斜向かいの根津美術館曼荼羅コレクションを眺めたりして、それから午後になって、荻窪のベルベットサンで延々7時間以上蓄音機によるライブアンドトークをひたすら満喫です。なんかもう、あらゆる戦前音楽が脳内ループしてきて、その晩は宿でなかなか寝付けなくて、たいへんでした。スウィングノリノリのジャズ、戦時歌謡、エログロな歌謡曲、アノネノオッサン、聞き取りづら過ぎてさっぱり怖さの無い降霊術、色々ちゃんぽんです。日曜日はいたって素直に過ごしてました。戦前つながりではありませんが、午前中は、所沢の航空記念館で零戦の可動品を見物し、午後は荻窪周辺をほどほどに散策してから、素直な気分で、帰宅しました。とりいそぎ、歩きまわった順序だけ備忘として、以上をメモします。移動しながら「血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)」読了。金俊平の逞しさと簡潔さとそして言語能力を超えたキャラクター性にひたすら惹かれました。☆☆☆☆☆。おやすみなさいませ。