日録

晴天。21時までオフィス。古書店のワゴンから買った「深い河 (講談社文庫)」読了する。登場人物が多く、叙述の視点もころころ変わるけど、難解な印象はまったくなくて、興味深く読み進められました。大津くんというなんとも冴えない野暮ったくてそれでいて求道ライフな人物のことが、最後まで気になりました。塩狩峠の信夫くんのことを、孤狸庵風に表現すると、ああいう人物になるのだろうかと思ったりしました。
おやすみなさいませ。