日録

曇りのち雨。旅のあとの余韻を弄びつつ過ごす。今回の松之山では、橘さんの朗読「桜の森の満開の下で」が想像以上に効果満点だったと思います。なんというか、声色と表情とが自由自在七変化で、山賊「男」と、首遊び「女」との対話がくっきり明快に描き分けられてて、人物がさながら目の前に見えてくるような錯覚おぼえます。話の筋もオチもみんな判っている話なのに、はじめから終りまで、すべてが桜の花吹雪の中にかき消されてしまうまで、いったいどうなることやら心がドキドキするものがありました。あの朗読はたいしたものだと思います。橘由貴さん、検索するとオフィシャルウェブが出てくるけど、更新はなんだか滞り気味みたいでw、詳しいことはよくわかりません。でも、活躍の幅がずいぶん広そう。おやすみなさいませ。