ミルク082

みるくおやじと読みます。元酪農家にして、シンガーソングライターです。自身によるブログはここ*1
先日、ちょっと機会があって、この人のライブに出くわしました。牛のぬいぐるみ着たおじさんがステージの上にあがってきて、足元のmp3プレーヤをONする。するとアンプを通したカラオケ伴奏がスピーカーからがんがん鳴り出すので、それにあわせて歌いながら腰を振り振り踊るというものです。「♪ミルクが売れないと ♪ちょっぴり困っちゃう ♪だってわたしたち ♪ホルスタインなんだもの〜」。はじめてその舞台に接したときは、「なんか、ゆるいやつが現れやがったな」と思ってたけど、その曲にじっと耳を傾けているうちに、想像以上にノリが良いし、人柄の良さも伝わってくるし、また酪農をアピールする歌詞のメッセージがストレートで聴いててわかりやすいし、いやみもまったく無いです。気がついたら、そばで見てる自分も夢中になってて手拍子ぱんぱん打ったり足踏みふんだりで気分ノリノリになってました。
でも、なんといっても、このおじさんすごいかっこいいと思う。ここまで自分を惜しげも無くさらけだせるというのは、すごいと思います。なかなか出来ることではないし、わたしにも出来ないです。人のかっこよさというのは、こういうひたむきさから、意図せずして、にじみ出るんだろうな、とふと感じました。