防災無線

岩手県宮古市防災無線で、「シューベルトの子守歌」を毎晩21時に20年も流していたが、住民からの苦情が多いのでようやく取りやめたとのことニュースで知りました。たとえば、幼子をやっと寝かしつけたのに、いきなり防災無線の子守歌が鳴るので、また目が覚めて泣きだしてしまうとかいった、騒音被害(?)が多かったようです。やっぱり気になるのですね。
防災無線といえば、じつは、こちら白河にもあります。だけど、我が家は、コンセントをすでに抜いてしまっているので、音声はまったく流れません。理由は、やっぱり「うるさい」からです。防災無線だけに、災害の時だけに限定してくれればいいのに、現実は、自治体のイベントとか学校の運動会のおしらせとかを「毎日」流してくれます。
電源を落としてしまうことは、防災無線のありかたとして、本来良くないこととは承知しています。だけど、目的外の放送はあんまり聴きたくないです。
こういう住民の声については、自治体としても、痛いところだろうと思います。仮に放送を災害時だけに限定するとしても、いざ、「本当に災害だ。地震だ。火災だ。」というときになってから、放送機材の操作方法を誰も知らない、なんてことにもなりかねないですから。
だから、ふだんから、機械の操作に慣れておく、という意味合いで、週に一回程度の放送なら、(個人的には)許容したいとは思いますけどね。どうなんでしょう。
まあ、我が家の近くには原発とかは無いし、津波が押し寄せる海岸も無いので、とりあえず、これでも大丈夫かなとは思ったりしています。そういえば、宮古は港町です。津波のことを考えるとするならば、防災無線をシャットダウンさせるわけにはいきません。陸地の方ではなんら地震を感じなくても、防災無線の方で「速やかに高いところへ逃げてください」なんて、十分ありうる話です。
来月から移り住むはずの盛岡市はどうなんでしょう。もし、岩手山の活動が活発になったときのために、防災無線が各戸に設置されているのでしょうか。