お店メモ

国分町の喫茶店クライバー*1」にもふらりと立ち寄ってました。ビルのすぐ手前に地下空間へと降りていく階段があるので,それを降りると,すぐ目の前に店舗が現れます。
さっそく,ドアをあけて,店内に入ると10畳くらいの大きさの長方形な室内があって,その端っこにスピーカーが4台すえつけられてました。スピーカーの中央にはDVD観賞用の壁掛けディスプレイも一台ありました。このスピーカー群からおびただしく流れてくるクラシック音楽を聴きながら,コーヒーを啜ってきました。30分くらい。
この日,流れていた曲は,バーバーの弦楽アダージョでした。弦楽器による静かなメロディと,ホールの残響とが,この店内壁天井に共鳴していて,よりいっそう音が柔らかくなり,まるで生のコンサートさながら,演奏がリアルにリアルに再現されてるように感じました。きちんとしたリスニング環境って,大事なんだなと思います。たまにこういうお店に足を運ぶと,音楽を聴く本来の感覚と感動とを取り戻せるようで,助かるように思います。
それにしても,音楽が聴こえる以外は,過ぎるくらい閑静そのものな世界なんで,雑談や独り言はまず出来ない雰囲気です。複数の人数で遊びに行くよりは,一人で文庫本をもちこんで,じっくり黙々と読書にふけるのに適当なお店でしょうか。
こういうお店で手軽に休息をとることが出来る,仙台市民がうらやましいです。