踊らされる消費者

山間のゲレンデでボード滑りに遊びに行こうとして,自動車に乗って目的地に向かっているときに,坂道の途中のコンビニに立ち寄って,朝食としておにぎりを何個か買います。
そのとき,ここのコンビニの店員から言われる言葉があります。
「この店で(前売りの)リフト券(のご購入をされては)いかがでしょう。ゲレンデで(リフトの一日券)買うと,(売り場に行列ができてしまうので)10分くらいかかっちゃいますよ」
この一言には,思わず動かされそうになります。商売だなあと思います。このように言われると,ここで買っておかないと損だなぁ,という気になります。
だけど,ゲレンデのチケット売り場が,混んでて行列ができてるかどうかなんて,それはゲレンデに行ってみないとわからない話なんです。このコンビニ店員だって,現地の様子を知っているわけではありません。冷静に考えると,至極根拠薄弱なことはみえみえです(もっとも,チケット売り場の様子をネット上のライブカメラなんかでチェックしているというのなら話は別ですがw)。
ちなみに,このコンビニで,前売りリフト券を買っておくほうが,現地で買うよりもいくぶん安上がりです。
だから,わたしはリフト券購入のための待ち時間云々の勧誘に関係なく,けっきょく前売り券を買うことにするのでした。めでたしめでたし。