今年の読書目標

「カー先生を中心に黄金時代の翻訳ものをひととおり読む」ということでやってます。
というわけで,年末年始からカー先生の著作を読み続けてます。
そういえば,昨日読んだ「連続殺人事件 (創元推理文庫 118-10)」は,密室殺人としての「トリック」はよく知られているものだったけれども,それでも”欺し”のための筋立てが秀逸で,たとえあのトリックが既知だとしても,小説としてのおもしろさを損なうものではなかったです。やはり,これはカーの秀作だと思います。よって、☆☆☆☆☆
やはり,この「連続〜」のように,文庫として版を重ねているものを優先順位に読み倒していったほうが,調子が良いようだ。版を重ねていないものはスルーする方針でいきます。
ちなみに,水先案内人になってくれているページはここ*1。読み終えたあとには必ず立ち寄っているところです。ネタバレページは,共感するところ大です。
それにしても,推理小説は「一気に」読まないと,感興が薄くなってしまうのが困った点です。すきま時間に少しづつ読んで,ページを積み重ねていくという読書スタイルではなかなか難しい。読みさすたびに,これまでの話の筋書きやら人間関係がこんがらがったりしてしまう。それでも,コツをつかめばなんとかなる,の話なのかもしれませんけど。 
カー先生の外にもクィーンのお国ものも余裕があれば手を出します。
それでも,あせらず,カー先生だけに絞るなら,週に一冊のペースでも,一年かければ,かなり読めますからね。この一年はこれを楽しみとします。

*1:http://www5a.biglobe.ne.jp/~sakatam/carr/ あと,カーのmixiコミュも参考にしてます。http://mixi.jp/view_community.pl?id=50029