風収まらず

吹きすさぶ暴風と,その騒音が止まんなくていらいらしてきたので,室内では,お香をたっぷり焚いてストレスを発散しているところです。
よくヴィレッジヴァンガードで売られている,チャンダン香です。
これに火をつけて香箱の中に何本も何本も気の済むまで植え付けて白い煙をおびただしく湧かします。そしてそれをただだまって眺めています。それだけ。なんとなく「気が紛れ」ます,「頭の中が空虚に」なります。
湯殿山の寺院とかにこもって,お香を焚くことによって,「瞑想する」「修行する」とか言ったのは単なるアリバイだと思います。
じっさいのところ,香を焚くという行為は,揺れ動きながら立ち昇る煙の流れを,ぼーーっと眺めることにより,気分を紛らすことが出来る,この心理的効果をあてにしてのものに過ぎない,とわたしには思われてならなかったりします。
本日の香箱。

あんまりやりすぎると室内に吊り下げている衣服類や書籍類がことごとくチャンダン臭になってしまうのでほどほどに。
経済に余裕がある人なら,チャンダンなんぞではなく,伽羅を惜しげもなくもくもく焚いてみるのもいいかもしれません。
あと,へたをすると,煙の匂いが強すぎて,隣部屋の住人から不審がられる可能性もあります。もっとも,ヘビースモーカーよりは数倍ましだと思うけれど。適度に適度に。
げほげほ。