廃墟ひとつ

この春,白河に移って何が驚いたかというと,「ホテルニュー白河」が廃墟と化していたことです*1
というのも,ごく私的な記憶なのですが,約7年むかし,生まれて初めて,この白河に立ち寄ったときに泊まったホテルが,ちょうどこのホテルだったからです。
駅からちょっと離れた中途半端な位置で,宿泊代が,安かったので,ここを選んで泊まった覚えがあります。いま思うと,あの安さは,経営の芳しからぬことを暗示していたのでしょう。無常。

玄関前は草ぼうぼう。

中庭も荒れ放題。

外壁天井板もあちこち朽ちて抜け落ちてます。

そして,いろいろ考えさせられるのは,玄関ドアのガラスが意図的に豪快にかち割られていること。
中への侵入も,ひょっとして,容易な状態なのではなかろうか。
白河市のどまんなかに,こんな荒れ放題な,廃墟が,いま,あるのです。
願わくは犯罪の温床になったりしないことを。
これだけでなく,なんだか,この4号線沿い周辺って,ただでさえシャッターで閉じられてしまった店舗が目立ちます。