晴れ

○師走。今年も残すところあと26日なり。かといって何が変るでもなし。
○正午,木野のインデアンにて,シーフードカレーで昼食と為す。検索してみたところ,やまけんの出張食い倒れ日記*1なるもの発見。大阪の同名カレーチェーン店とは別物なれども,縁がないわけではないとの由。成程。
○ネット上のニュースで,松本伊代さんが歌手活動再開との由知る。なんでもその遠因が良人ヒロミさん番組レギュラー出演無し状態による収入減にあるとのこと。ああ,言われてみれば,このごろ,テレビでヒロミさんの姿を見た覚えがなかったですね。ボキャブラ天国審査員として後発芸人を叱咤しまくっておられたご様子がいまでは懐かしい。しかし,あの腕っ節強そうな親分肌のヒロミさんが業界から干されていたとは。げに恐ろしきは浮沈激しき芸能界及びその変容に気付かず時を過ごしている視聴者なり。
○テレビを漫然見てたら,海洋もの特集1件。スカンジナビア半島北のバレンツ海にて,旧ソ連が1960年代に放流したタラバカニが,いまでは,増殖しすぎて,バレンツ海だけでなく,ノルウェー海岸にまで拡大。30年後には,生息域がさらに南下拡大して,イングランドまで届くのではないかとの見込み。そして,このタラバカニのおかげで,西ヨーロッパ海域の固有種が駆逐されてしまっているとのこと。また,タラバカニが頻りに漁網にからまり,漁網を破損,漁業関係者のへの被害も甚大とのこと。たしかに,タラバカニって,漢字で鱈場蟹と書くとおり,鱈の漁場に現れては網を荒らすので,もともと嫌われ者の蟹らしいですね。日本のオホーツク海でかつて日常茶飯事に起きていた被害が,いまでは,北欧の海に伝播しているんだ。 
○十分に成育したタラバカニの甲羅って,ずいぶんと頑丈なんですね。水中映像として,オオカミウオに背後から襲われてその鋭利な牙の付いた口で数回がぶっと甲羅噛み付かれて砂煙上げてばたばたしているシーンが放送されていたが,それでもタラバカニの甲羅はまったく壊れない。びくともしない。ついに捕食されることなく,水底を悠々と逃げていくタラバカニオオカミウオの牙よりも強いとは知らなかったです。