札幌散策は文字通り散策に終始。自転車こいで中島公園周辺をぶらぶらして楽しむ。中島公園の道立文学館*1に立ち寄ったついでに「渡辺淳一文学館*2なるものも訪問。世に出てから現在までの輝かしい経歴一覧,著者の書斎での愛用品,著者近影,名作の原稿,刊行著作物等々,ガラスケースに収まった展示物がもりだくさん。この辺はいかにも文学館らしいといったところ。医師免状の実物,直木賞記念品の腕時計なるものの実物もあり。しかと拝見。赤地に白いロゴで「失楽園」がでかでかとプリントされたTシャツの展示もあり。そんなの誰が着て歩くんかいっ。
数々の作品が映像化もされているので,そのロケ時に出会った女優さんとのツーショット写真も盛りだくさん。川島なお美さん,黒木瞳さん等と一緒に撮った著者近影が,額縁に収まっている様子を見ていると,おお,才能ある人ってやっぱうらやましい,という気持を否定することはできませんです。
そういえば,「くれない」収録時に,川島なお美さんが自ら頭髪を切ってそれを束ねて作った筆なるものの実物も展示されてました。見た目はごく普通の筆なのだが,そのさきっちょに束ねられたこの毛は,川島さんの頭髪の実物なのか〜,と思わず感心しつつ眺めてました。そういった芸能人関係の展示物も多いのでどちらかというとミーハー好みな文学館でございますな。駐車スペースは小さいので,なるべく地下鉄に乗って徒歩で遊びに行きませう。