旭川行幸

行きは三国峠経由,帰りは狩勝峠経由。共に真白き降雪あり。運転に慎重を要せり。
画像はその行く途中,上川町にて,「旭川紋別自動車道」工事中の陸橋のひとつを,ふと撮影したもの。おもわず映画「ダイ・ハード」を連想したもので。・・・古いか。
旭川駅前の西武百貨店7階にて,”北大路魯山人展”なるものに,偶然,遭遇。ふと足をとめて覗く。
畳にして10畳くらいの広さのこじんまりとしたフロアのなかに,魯山人による手造りの焼き物が,壺,皿,ぐい飲み等々とりまぜていろいろ,およそ50点くらい展示されていまして,え〜,これって,みんな,魯山人が焼いた,ほんまもんなの? という気持で眺めてると,すごい壮観です。
もちろん,すべて値札つき。おおむね,90〜200万円位の価格帯です。たとえば,志野焼による,かわいいぐいのみひとつで,90万円の値札が貼られていました。うー,これで呑みながら,うっかり指の隙間からすとんとすべりおとすわけにはいきませんな。
しかし,これら,魯山人の焼き物って,その実物を目の当たりにすると,その色合いの上品さ,不思議さには,思わずひかれるものあります,たとえようがありません。なんか,淡ーい,ピンク色した色彩なのだが,窯変の妙で,さまざまな変化を醸し出していて,眺めていると,これは,いったい,なんだ? という微妙な気持になってきて,思わず見とれてしまいます。こういうのは,市販のアルバム等写真で眺めていたってけだし伝わってこない要素なのでしょうね。やはり実物をためつすがめつ見なくては,わからない世界なのかもしれません,と思います。
なんか,陶器って,深いよ,怖いよ。