またもや春らしく

明日葉をひと束湯掻いておひたしとして晩餐の一惣菜と為しぬ。スーパーより仕入れし品なれど,自宅にて買物袋を開けしところ,茎の箇所に茶色い羽虫数匹寄生せり。けだし茎より滲み出る汁をちゅうちゅう吸うて自らの養分と為さんとするご様子なり。いまどき珍しいよ,スーパーので虫付きの品って。だけど,かえって安心。明日葉もろともぐつぐつ煮えたぎる鍋にぶちこみ,そのまま格好の酒肴と成れり。