本日のBGM

シューマン:「春」&メンデルスゾーン:「スコットランド」~シカゴ交響楽団初期録音集シカゴ交響楽団初期録音集,シューマン「春」(フレデリックストック指揮1929年),フランク「贖罪」(デジルデフォー指揮1946年),メンデルスゾーン:「スコットランド」(アルトゥールロジンスキ指揮1947年) ストック指揮シューマン「春」は1929年という録音年にしては,音質生々しいです。弦楽器と管楽器の音の分離も明瞭だし,残響も豊かで,低音部もずしんと響いてきて,なかなか堪能できます。演奏内容もどっしり充実してて1楽章から最終楽章まで隙のない仕上がりです。ロジンスキ指揮のメンデルスゾーンは,まさにSP録音最後期のもので,さすがに音質はしっかりしてます。ロジンスキというと,ショスタコ#5でかなりな爆演ぶりを聴かせてくれたイメージがあったもので,果たして,メンデルスゾーンのこの神韻標榜たるこの楽曲ではどんなもんかいなと思ってましたが,なかなかどうして,いけてます。歌いっぱいの弦楽器の演奏と,それでいて終始保たれている快速なテンポが,メンデルスゾーンのひとつの面としての”軽快さ”を堪能させてくれますように思いまそた。