有名人と遭遇

本日は,富良野スキー場にて寒稽古,ストレス発散,気分は上々。時計が15時を過ぎたころになって,山の気候が荒れてきたので,それで,本日はこれにて寒稽古取り止め,空いた時間で,山のふもとに降りて,富良野市内を散策。そういえば名高いドラマ『「北の国から」資料館』は未だ拝見したことがなかったので,これを機に訪問。JR富良野駅のすぐ近く,古風な赤レンガ作りのがっしりした建物です。
入館料は大人500円。館内の写真撮影はなんと,可能。ただしインターネット等での公表はご遠慮くださいとの由。というわけで,いろいろデジカメに収めて遊びましたがこのブログでは一枚たりとも掲載はしませんです。
館内の展示物は,1980年代初頭からの2002年の最終話に至るまで撮影に使ったセットや機材,小道具等です。これらはシリーズを楽しまれてきた方にとってはおそらくお馴染みで垂涎の品揃いなのでしょうねえ。
なかでも笑えるのは岩城滉一さんが演じた北村草太というかっこいい不良役についての展示コーナー。なんとこの役は,ストーリー中,トラクター事故で亡くなってしまうと言う設定らしいのですが,どうもその葬儀シーン撮影の時に使った小道具が展示されていたのですが,その中のひとつに,岩城滉一さんの黒枠黒リボン付きの肖像写真がありました。しかも黒枠の中でにっこりといい笑顔してましたです。・・・しかし,いくらストーリーの上でのことだからといって,存命中の俳優さんの黒枠付き肖像写真を,展示物として,半永久的に飾って置くって,それって,いいことなんだろうか,おい,と突っ込みたくなりますです。
などといろいろ展示物を眺めているうちに,時計は16時になろうとしたその時,入り口のドアがゆっくりと開きまして,そこから,頭はすっかり白髪で,そして太い黒縁のメガネが印象的なお爺さんが,現れました。外はずいぶん凍れてたようで,身体はこごえていたようで背中丸め気味でした。しかし,う〜ん,どこかで見たぞこのお爺さん,と思っていたら,なんと倉本聰さんその本人ではないですか。びっくり,こんなところで,有名人とすれ違うなんて。
なんか,一瞬だけ目が合ったような気がしましたが,すぐに一般人のわたしの視線を避けるかのように,受付窓口の脇のドアの中にさっと入って隠れてしまいました。受付の係りの方となにやら話し込んでいる様子でした。わたしとしても,別段迷惑をかけるつもりも無いので,素知らぬふりして,再び展示物等を眺めることにしました。
でも,なかなか大物な方と遭遇できました。今年はいい年に違いありません^^;
もっとも,あとで,ネットで調べてみたところ,倉本さんって,いまは富良野ご在住のようですね。知りませんでした。ということはこの富良野市民のみなさんにとっては,街角で出会うこと等は,さほど珍しくないことなのかもしれませんね。