本日の読書

図書館にて調べもの中につまみ読み「愛唱歌ものがたり」(読売新聞)。洒落男,アラビアの歌,茶目子の一日等々*1,二村さんが絡んでいる箇所ばっかり目を通して楽しむ。それぞれ記述は短いけれど,人間としても歌手としても盛期のころの二村の姿をかすかに垣間見るような思い。
ロマン派・国民楽派の音楽探訪―数々の隠れた名作へのオマージュ「ロマン派・国民学派の音楽探訪」(河合克彦著朱鳥社)メンデルスゾーンなら交響曲#2や#5,チャイコフスキーなら交響曲#1#2#3,ドヴォルザークなら交響曲#6ほか一連の交響詩弦楽四重奏曲といったように,作曲家としてはビッグネームながらも,”名作”の陰に隠れてしまって表現の機が少ない曲に光をあててるなかなか楽しい本。これはゆっくりと折に触れて読む。NAXOSやMARCOPOLOの棚を見るときの道しるべになりそう。

*1:あ,”佐渡おけさ”も該当かな?